被害経緯

始まりは、無差別的な電話等の勧誘から始まります。

「高校の後輩です。」 「同郷です。」「絶対儲かりますよ。」 「良い話ですので、とりあえず会って話しましょう。」

義理のような感覚で会う約束を軽い気持ちでしてしまったり、利益しか話されないため、もう少し詳しく話を聞いてみようかなという気になってしまい、会う約束をしてしまうケースが多く見られます。

また、会う約束をするまで数時間にもわたりしつこく電話をされ、仕方なく会う約束をしてしまうという強引なケースも見られます。

会ってしまうと最後です。

ここからが地獄の始まりです。

利益の話ばかりをされ、契約をするまで何時間でも平気で粘られます。

それでも契約をしないと言うと、強い口調で脅しとも言われる言葉を浴びせられます。

気が弱い人となると、強引に事務所まで連れていかれて、契約をさせられるという事例もあります。

ほとんどの人が、この段階で恐ろしくなり少額でいいのなら…と思い、契約をしてしまいます。

あるいは、利益ばかりを言葉巧みに話され、乗り気になってしまい、リスクのことはほんの少ししか聞かされず契約をしてしまう方もいます。

取引が始まった後は、利益が出るときもありますが、そんな時は委託者には送金されず次の取引の証拠金とされてしまいます。値段が上がると、さらなる利益を言い分に、もう少し枚数を増やすよう言われます。このような手口で、お金が手元に戻ってくることはありません。

上がり続ける相場はありません。そして、下がった時に言われるのが「両建」です。

「大変なことになる。」「このままでは大損をする。」などと言われ、“売り”を持つよう指示されます。「これは保険のようなものだから。」と安心させられ、「買わないと今までのお金が無駄になるどころかさらにお金が必要になってしまう。」などと不安になるようなことを散々言われます。そして大抵の人は、どうしていいか分からず、更なる被害を恐れて言われるがままに入金してしまいます。

仮にここで止めようとしても、止めた場合のリスクを散々話され、止めさせてはくれません。

ここからはもう、まさしく言い成りです。

意味の無い“売り”“買い”を指示されるままに繰り返させられ、高い手数料がどんどん増えていきます。

こうして、少額で始めるつもりのものが、数千万という高額なものになっていきます。

どんなに止めようとしても、「今止めた場合は大損をする」ということや「これからは大丈夫だ」と言って安心をさせるなど、あの手この手で止めさせてはくれません。

そして、支店長や課長などの上司が担当になるなどして、担当者を頻繁に変え、仕切りを回避、または拒否などと取引を存続させます。

どんな事を言われても、何をしようとも、この後の結果は変わりません。

ただ、自分の被害だけが増えていきます。

たった 1 本の電話で、こんな辛い日々は終ります。

被害に遭われている方、とにかくご相談下さい。お待ちしております。

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