先物取引とは
国内先物取引は国から認められた正式な取引であり、取引そのものには全く問題はありません。
では、何故この先物取引で被害やトラブルが数多く発生しているのか?
それは経済産業省・農林水産省と国から許認可を受けて会社を運営しているはずの先物業者の体質が非常に悪質になっているからです。
先物取引は、非常に専門性・投機性の高い危険な取引で、油や貴金属製品・穀物といった商品を将来に受け渡しすることを約束して、その受け渡しする物の値段を現時点で決める取引です。
つまり、この取引は農作物等の収穫量によって値段が乱高下する事を防ぐ為に収穫前に買う約束を決めて、生産者のリスクを低減させることを目的に生まれた取引ですが、今日ではその期限内に受け渡しをせず、反対売買をすることによって生まれた差金を受け取る事が多い取引です。(実際に商品を受け取っている方もいらっしゃいます)
素人が先物取引によって儲けるということは、ほとんどありません。
また、みなさんがよくご存知の株式取引と先物取引(信用取引)との違いは小額の資金でその何倍もの金額の取引が出来るという事であり、自分の思ったとおりの値動きをすれば大きな利益になりますが、自分が思っていた値動きと逆の値動きをすれば大きな損失になるという ハイリスク・ハイリターン な取引です。
すでに取引に入ってしまっている方は、弁護士に相談し、直ちに取引を終了させることを強くお勧めします。